嶺北が誇るブランド和牛

 私たちの暮らしている嶺北地域には、全国的に見ても大変希少な幻の和牛「土佐あかうし」が存在しています。
 土佐あかうしは褐毛和種(あかげわしゅ)の一種で、品種としての起源は韓国といわれています。本来は農耕用の使役牛として明治時代に韓国より輸入されたといわれており、温厚な性格で耐暑性に非常に優れています。また、山間部の様な斜面でも活動ができる為、嶺北地域の様な中山間部に生態的に非常に適しています。農耕の機械化が進むにつれ、熊本系褐毛牛等との交配によって肉用牛としての改良が進み、現在の「土佐あかうし」になりました。年間でおよそ7百頭しか市場に出荷されておらず、非常に希少な「幻の和牛」です。

違いは赤身
 土佐あかうしの最大の特徴は赤身の美味しさだといわれています。一般的に牛肉はサシと呼ばれる脂身のたっぷり入った霜降り牛が好まれていますが、あかうしは赤身とサシのバランスが非常によく、赤身の旨みも強い為、牛肉本来の味を飽きることなくたくさん堪能することが出来ます。焼肉、すき焼きが定番ですが、洋食や和食で食べたりと様々な応用が利きます。

育ちの良さも一級品
 れいほく地域には約70件の畜産農家があり、あかうしの繁殖・肥育を行っています。
 牛舎によってはおよそ百頭のあかうしを飼育しています。本山町のとある畜産農家では一貫経営といわれる経営スタイルをとっており、一つの経営の中で繁殖牛・肥育牛という用途に応じた飼い分けをしています。この一貫経営は収益の安定化や経費の節減が期待できますが、良質の肉用牛を安定して肥育できる環境が必要になります。この農家さんは良質の肥育牛を育てるために牛にストレスを与えすぎないように心がけています。牛床は定期的に交換をしており、特に子牛の牛床は清潔であるように注意しています。餌も発酵飼料を混ぜることで嗜好性を良くしています。
  牛にとって最高の環境で育ったあかうしはまさに「幻の和牛」と呼ぶのにふさわしいと感じました。


「土佐あかうし」についてのお問い合わせは JA土佐れいほく 営農販売課 畜産係 まで  TEL 0887(82)2803